千葉にはバリアフリー設計の賃貸物件を検討している方もいるのではないでしょうか。両親が高齢になった、家族に介護の必要な障害を持った者がいる、自分たちの老後に備えたいなど、このような理由や動機からバリアフリーの賃貸物件を探すケースは、千葉エリアでも決して珍しくありません。そもそもバリアフリーの賃貸物件とは、住宅等で物理的障壁をできるだけ除去した、賃貸契約の建築物を指すのが通常です。物理的な障壁が少ない住宅等では、高齢者や障害者であっても健常者と同様のQOLで、快適に暮らすことが可能になります。
実際にこのような物件では、スロープ化された玄関や、段差のないシームレスな室内空間、廊下や階段などで転倒を防止するための手すり、車椅子でも建物内をスムーズに移動できる自動ドアやエレベーター、あるいは間口の広いユニバーサルデザインのトイレなど、様々な特徴を見ることができます。また2003年に改正ハートビル法が施行されると、アパートやマンションといった共同住宅でも、バリアフリー化された賃貸物件が広範なエリアで数多く目立つようになりました。もちろん千葉もそのうちの1つ。平均的な賃料の目安としては、物件のタイプや間取りあるいは設備や立地条件によって異なりますが、いずれにしても通常の物件の賃料よりも高くなる傾向があります。
例えば千葉市中央区の4LDKの物件で約16万円。他方で東金市には1Kで約3万円という物件も見ることができます。このように同じ千葉県内でも物件のエリアやタイプなどによって、その賃料も大きく異なります。